本日の小話

お題 


「知らんけど」




先日友人と晩ご飯を食べにいきました。



中に入ると店員さんが


名前を書いてお待ちください


と、案内をしてくれたので書いて待つことに。



すると僕が書く欄の2つ上の記入欄に




 フリーザー と書いていました。




こういうの書くやついるんだよな 




と思いながら自分の名前を書き待っていました。



椅子に座っても フリーザー らしき人はいませんでした。





こういう時はどうするんだろうと気になり、店員さんの様子を見ていました。


もし困った感じだと何かできるかなと友達と話ながら待っていました。




するとついにその時がやってきました。




3名様でお待ちのフリーザー様ーー!!



めちゃくちゃ元気な声で呼んでいました。



その呼び方にもビックリしましたし、何の恥じらいもなく言ってることに

度胸を感じました。



ですが フリーザー様はその場にいませんでした。




フリーザー様を呼んだ店員さんも、いないことに焦ったのか、

店の外に出て



フリーザー様ーー!!フリーザー様ーーー!!!



と呼んでいました。



ドラゴンボールの実写版みたいでした。




すると顔を赤めてやってきた男の人3人組がやってきました。






この人たちがフリーザーか、と全員に見られていました。





するとそのうちの1人がフリーザーになりきり


みなさん行きますよ


と2人を引き連れて案内されていきました。





僕の友人を含めて、その場にいた数人はクスクスと笑っていました。



あれはおもろいなと話を振ってきた友人。




いや、俺ドラゴンボール知らんのよ。



僕の一言でその場の数人が えっ と見てきました。






すると1人の若い男性が


初めてですよ、ここまで私を知らない方は。





といい、その場の空気を笑いに変えていました。





僕の方を向き、親指を立てたナイスポーズでアイコンタクトをしてきました。






なんのことか全くわからん。。


え、フリーザーのセリフを言ったん?



とりあえずこの空気から助けてくれたんかな?

と思い



笑顔で会釈をしました。




その後、席に案内され食事を済ませて会計にいきました。




その時に先ほど助けていただいた方と鉢合わせをしました。



小声で 先ほどはありがとうございました と伝えると



いいんですよこれくらい、クックック。



と言ってくれました。





あの人が本当のフリーザーだったのかと思うくらいフリーザーでした。





知らんけど。。


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